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2011年 04月 01日

サクリファイス

ドキュメントフィルムNUCLEAR GINZAを紹介していしていた
お気に入りブログから再び、

チェルノブイリの事故処理で犠牲になった人たちの
ドキュメンタリー映画「サクリファイス(犠牲)」を見て、
そっか、作業中に被曝した3人の作業員、アラーム壊れてたんじゃなくて、
始めからアラームなんて、意味ないんだ。。
放射線量高すぎて、アラームは激しく鳴ることを前提に
鳴ってから何分って決めて次々交代で作業していく。ってことですよね。

↓(原発技師のお話)読んでも、事故の時だけでなく
普段の点検作業の時も、そのやり方だと書かれています。


3人は、無事だし、
今作業している人たちも、健康に影響はないって繰り返してるけど、
どんどん状況深刻になってるはずの、あの中で
ものすごい被曝をしながら作業をしている人たち。
チェルノブイリ程のレベルじゃないと言われてるけど
サクリファイスと同じような状況なんだと思う。

あの中で作業してくれている人たちは、
1日非常食2食で、衣類も不十分、毛布1枚の寒さの中で寝て
水が足りなくて手も洗えないといった劣悪な環境にあるということ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110328/dst11032814430035-n1.htm
ただ、発電所内はテレビを全局見ることができ、24日に3人が被曝した事故のニュースでは、
現場の放射線量の高さに衝撃を受ける作業員も多かった。。。

てことは、サクリファイズと同じように、彼らもやはり、
放射線量がどのくらいなのか、ちゃんと知らされずに作業してるってことだ。
とんでもない所にいるのに、私達が、安全です、ただちに影響ないですって
言われてるのと同じように、このくらいの被曝では健康には問題ないと言い聞かされて
心配しつつも大丈夫と信じて作業してくれているんだろか。
サクリファイズの人たちと同じことになってしまうのではないかととても心配です。



昨日、作業員全員が線量計持ってないことがわかったり、
原発周辺ではIAEAにより高いレベルの放射線が検出され、
海水からも高濃度の放射線が検出され、、たんだけど、
今朝のテレビは、
町は東電の恩恵も受けてきたという内容だったり、今話をすれば皆同じ考えになる。
今感情的になって原発に反対か推進かといった議論をするのはよくないとか、
IAEAの見解をうのみにするはどうだろうといった発言。

なんだか一斉に、東電援護?反原発阻止みたいな雰囲気。。。
事態は悪化しているのに、新年度に合わせて!?そろそろ通常に戻していこうって
感じなんだろか。それも大切だけど、それと原発のことは別。


司会者達や専門家?のそんな発言に納得してしまいそうだけど
どうか、マスコミのやり方に流されて思考停止することないように!!
通常の生活に戻っても、原発の問題から目をそむけてしまってはダメだよね。
あんな危険なところで作業してくれている人たちがいるんだから。


これ ↓ は、今回の事が起こるずっと以前に書かれたものです。
この技師が警告していた通りのことが、現実になっているのがわかります。
事故がなくても、高濃度の放射線の中で、作業している人たちがいること、
事故がなくても、原発は常に放射能を排出し続けていることもわかります。
そして、今稼働中の原発も、福島原発と同じことが起こる可能性が
十分にありありなのです。

原発がどんなものか知ってほしい(原発技師のお話)
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

原発技師と住民の対話
http://web.archive.org/web/20051218084753/genpatsu_shinsai.at.infoseek.co.jp/


国がとか東電がとか、人任せにしてたら変わらない。
私達1人1人に責任があると思います。


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by tabekakemaria | 2011-04-01 23:39 | 震災・原発関係


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