完全オーガニック食べかけ写真 

mariastar.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2011年 05月 28日

そもそも放射線について、そして健康への影響、とても勉強になりました~

私のPC、衆議院TVが見れなくて

...........................................................................................
5月20日 (金) の 科学技術特別委員会
科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件(放射線の健康影響について)

久住静代(参考人 原子力安全委員会委員)  
矢ヶ崎克馬(参考人 琉球大学名誉教授)  
崎山比早子(参考人 高木学校 元放射線医学総合研究所主任研究官 医学博士)  
武田邦彦(参考人 中部大学教授)
...........................................................................................

探したらYouTubeにありまして、2日かけて、少しずつみました~。
(衆議院TVでは、収録時間 3時間 05分 となっています)


原子力安全委員会の久住氏
全てにおいて、安全委員会には何の責任もございませんのよ的発言には
何の役目も果たしていない安全委員会いらないなぁ~と思いつつ、
「文科省は夏休み明けまでと言ってるが
必ずしも20ミリシーベルトにしないといけないという訳ではない
1~10の間といった場合1を目指すと言う精神が入っている。
あくまで夏休みが終わるまでに、いろいろな手段をとって下さいよ
というお精神を込めて申し上げたつもりでございます。」

と、"夏休み明けまで" と、"精神入ってる" を、やたら強調してたけど
コレ最初から言ってたんだっけ??
こりゃ、夏休み終わったら、始めからそう言ってたでしょ~って感じで
やっと20ミリ撤回するのか…?と思ったら、
昨日、「年間1ミリシーベルト以下を目指す」になりました。
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052701001155.html
撤回じゃなく、うまいこと逃げたなという感もあるけど、
「毎時1マイクロシーベルト以上の放射線量が測定された場合
校庭の表土を除去する工事費用を国が補助する」ということなので
まずは良かったです。

でも毎時1マイクロシーベルト以下なら安全かと言えば、
そういうことでもなく、放射線管理区域は毎時0.6マイクロシーベルト

とにかくまずは、武田氏が言うように、表土をどけないとです。

...........................................................................................

発言順に

矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授 参考人意見

ガンマー、アルファー、ベーター線による
内部被爆と外部被曝のお話がよくわかりました。

DNA2本用意されている。
1本切断されても、生物学的な修復作用で元に戻りたいという再結合起こる。
再結合、周囲に健全な物並んでいると比較的高い確率で元通りになる
このタイプの切断するのはガンマー線。外部被曝が主にこういうタイプ。

アルファー線ベーター線というのは非常に相互作用強いもので
アルファー線は、体の中では40マイクロメートル(紙の厚さくらい)しか進まない。
40マイクロメートルの間で全部エネルギーを使いきるので、ちょとしか飛ばない
40マイクロメートルのところに、10万個も分子切断を行っている。
そうするとDNAの2本の分子両方とも切られてしまう。
この場合、元に戻ろうとしても間違ってつながってしまう。
間違ってるながったものが生き延びると遺伝子の変性につながる。
大きな影響出てくる。

ベーター線は、1メートルくらいしか飛ばない。
1メートル離れた所にホコリが存在すると、被曝するのはガンマー線だけ。
外部被曝はガンマー線だけにやられる。
ガンマー線もあらゆる方向に飛んでくるが、体の方に向かったものだけが被曝に当たる。
ホコリ体の中に入ってしまうと、あらゆる方向に出たもの全部、
分子切断に効いてきてしまう。

日本では内部被爆ということが徹底底的に無視されてるというのが学界の姿。


崎山比早子医学博士 参考人意見

自然にもDNAは毎日切れているけど、それを体は治している。
ところが放射線のような高エネルギーで切れた複雑な傷と言うのは
正しく治すことが難しい。間違いやすい傷が起こる。
そういうところで配列が変わって違うアミノ酸が入るとここに変異が起こる。
それが子孫に伝わって癌の原因になっていく。

放射線浴びた人誰彼なしに表れる急性障害起こる線量は100~250ミリシーベルト
これ以下だと低線量。
低せん領域が安全安心でないと言うことは、
これが原因となって数年~数十年後に癌になる。
発癌というのは誰彼なしでなく確立に出てくる、
遅く出てくるので、晩発障害。確率的影響。


発がんの「しきい値なし直線説」を採用している機関
 
米国アカデミー(BEIR VII)
国連科学委員会(UNSCEAR)
国際放射線防護委員会(ICRP)
欧州放射線リスク委員会(ECRR)

「放射線の安全量はない」は、国際的な合意事項
その前提に立って防護を行う。


武田邦彦教授 参考人意見 1/2
武田邦彦教授 参考人意見 2/2

放射線を防御しなきゃけない国としては時々刻々正しくやらなければいけない。
ところが、自治体で測ってる、地上15メートルなんかで測ってる。
公表されるデータ自身がいい加減。
きちんとしたデータを国民に提供することが重要。

放射性物質は、取り除ける。
梅雨の前に福島の汚染されたところ除けてほしい。
どける努力せず基準20ミリに上げたり、
放射性物質入っている野菜を基準以下だから安全宣言なんてしても無駄。
問題は被曝の量減らすこと。
早く除染しないと、舞いあがって他に行く。

自由に海外旅行へ行きレストランで安心して食べ、海外から輸入される水を
安心して飲むのは、世界中がICRPの基準で1年1ミリシーベルトだから。
それを日本だけが1年20ミリにした。
日本の農産物ばかりでなく全ての製品輸入禁止かけられても文句言えない。
日本に赤ちゃん抱いて旅行きたら20倍の被曝することを
国際的に宣言してるわけだから。
もちろん健康にも影響あるし、。経済的影響も極めて高い。

1-11 空本誠喜(民主党・無所属クラブ)質疑-久住 答弁
2-11 松野博一(自由民主党・無所属の会)質疑-崎山 久住 答弁
3-11 松野質疑-矢ケ崎 崎山 武田 答弁
4-11 斉藤鉄夫(公明党)質疑-久住 矢ケ崎 答弁
5-11 斉藤鉄夫(公明党)質疑-崎山 武田 答弁
6-11 吉井英勝(日本共産党)質疑-久住 矢ケ崎 崎山 答弁
7-11 阿部知子(社会民主党・市民連合)質疑-久住 矢ケ崎 崎山 答弁

ここから自由質疑

8-11 馳浩(自由民主党・無所属の会)質疑-武田 久住 矢ケ崎 答弁
    小川淳也(民主党・無所属クラブ)質疑-久住 武田 答弁

9-11 吉野正芳(自由民主党・無所属の会)質疑-久住 武田 答弁
    太田和美(民主党・無所属クラブ)質疑

10-11武田 崎山 矢ケ崎 久住 答弁
    遠藤乙彦(公明党)質疑-武田 答弁
    矢ケ崎 再度発言

11-11 豊田潤多郎(民主党・無所属クラブ)質疑-武田 答弁
    吉井英勝(日本共産党)質疑・-武田 矢ケ崎 答弁


...........................................................................................

~これからのこととして(というかすぐ始めるべき)重要だと思う話~

矢ケ崎氏 挙手してまでの再度の発言は10-11の最後で見られます。

野菜などのモニタリング厚労省が各県でさしている。
蒸留水で洗ってから検査にかけなさい。とされている。
ところが流通する家庭に届くルートにかかってくる野菜は水洗い出来てない。
食の安全守るべき政策が、洗った後国民に知らせている。
大きな現実とのギャップがある。
モニタリングの食の安全の責任をとっていない。
そこのとこが既にやられていることで問題になる。
民間の人にも、各自治体にも、やり方、測定の仕方統一して、
いっぱいデータを出してもらう。そういうことが
きめ細かいデータが、きちっとした実態を表すデータに結びつくものだから
モニタリングはたくさんやった方がいい。
特に海のものにはものずごく重視すべき。


コレから参考にすべきだろう
武田邦彦氏 今後の汚染除去について  (9-11で吉野議員質疑への答弁)

福島の野菜、汚染されたもの出てくる。
福島の現在の汚染された地域で穫れる野菜、汚染されないものを穫るということ
不可能だから、それを認めて、買い上げ焼却して、そこからの放射性物資を回収する。
洗浄装置、蒸留装置、焼却装置、それに回収装置つけたもの私だったらただちに作る。

青森市には放射性物質を処理する大きな装置がある。
それをせっしょうして、同じく原子力発電所から出てくる廃棄物も、
今回漏れた廃棄物も、化学的にには同じものだから、日本全体として、
どう処分していくか決めなければならない。
福島を汚したのもを早く影響のない所に格納していく。
工学的には技術的には必ずできるものだから実施していくべき。

...........................................................................................

あの時、どうしたとか、言わなかったとか、不信任案がとか
そんなことより、今やるべきことをやってほしい。

でも県や、市など自治体は動き始めてるとこが増えてきてる感じもします。
各自治体の対応は、市民がどれだけ声を上げるかで変わってくると思うので
どんどん、電話したり、メールしたり、直接行ったりして
意見や要望を伝えるのが◎だと思います。

昨日は、千葉県に、空間線量の測定地について、
7メートルじゃなくて、地表近くでやることと
県内1か所でなく、各地で細かく計測して下さいとメールで要望してみました。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ オーガニックライフへ




↑1~11の質疑、3人の参考人ごとに

矢ヶ崎克馬名誉教授 質疑応答 1/3
矢ヶ崎克馬名誉教授 質疑応答 2/3
矢ヶ崎克馬名誉教授 質疑応答 2/3

今、何ミリシーベルトとかそういう数字てのは
全て外部被曝で、外から飛んでくる基準で語っているけど、
内部被爆は体の中に入った物資の量で被害が決まる。
例えばヨウ素131だったら、1千万分の1g体の中に入っただけで
1シーベルトというような大きな被害を与える。
このことに関してきちっと議論できている日本の科学の現状ではない。

20ミリまでと言っても法的には面倒見ないし、東電に責任とれとは言わない。
そういう事を国家で決めているというような、住民切り捨ての数字が進んでいる。
数字云々という前に住民に対する視点をどう言う風にするか
この大事な日本の国民をどう守るか。
この視点がない限り、何ミリと数字出ても納得するものではない。

崎山比早子医学博士 質疑応答 1/2
崎山比早子医学博士 質疑応答 2/2

1ミリをなぜ1ミリにしたかというと、それより下げると原子力産業が成り立たないから。
暫定基準とか規制値とか言うものは生物的とか学文的基準から決めたものではなく
社会的、経済的基準から設定された。そういう風に認識した方がいい。

今、原子力安全委員の方がおっしゃられた、
コレは前から東大の放射線科の準教授も言ってたが、
日本はだいたい2人に1人はガンで死ぬ。それが0、5%増えるだけだ。
そういう議論が医師から出されたという事は非常に問題。
0、5%死亡率上がると言う事は他のことにしたらすごいこと。
いろいろな遺伝子の変化が積み重なって癌になる。
そういう時間軸の上に立って50%の人が癌で死ぬ。
60歳の人が20年後、癌になっても寿命かもしれない。
子供が20ミリ浴びて、早く癌になるかもしれないし発がん率も高くなるかも知れない。
そういうこと一様に並べて05%上がるから大したことないというのは論外。
(ちなみに東大の準教授とは、よくTVに出てる中川恵一)


武田邦彦教授 発言まとめ 1/2
武田邦彦教授 発言まとめ 2/2

現在既に子供たちが被曝している最中に1ミリがいいとか100ミリがいいとか
何とか効果があるとか発言すべき時期ではないと思う。
今の1億分の1でも危ないと言ってた国が急にそんなこと言うのは不謹慎。
文科省は神様ではないので、20ミリが安全とか
そういうこと決めることすらできないと思う。

チェルノブイリの甲状腺がん発生。汚染された草食べた牛の牛乳によって起きた。
栃木であれ何であれ、福島原発の草全て汚れている。
それを食べさせることは、やってはいけないこと。

国民の健康守るという意味で今一番抜けてるのは
ストロンチウムとかプルトニウムという非常に重要な物が
測定値すら出てこない。
これからの原子力のこと考えても早く測って公表して…
もっとデータはっきりだして、避難するなら避難する。
食材からの被曝下げるなら下げる。
3号機動かしながらプルトの測定しない。
1週間で出る測定値、内部で検討しなきゃいけないから1カ月かかる
というようなこと言ってるから、全く被曝してる方のこと考えずに動いてる。

...........................................................................................

原子力安全委員会 久住静代

久住静代氏 : 原子力安全委員会ー20mSvに関する見解

国際的に認識されているのは、100mSv以下では明らかな影響は検出できない。
ICRP1000みりで5%癌になると言ってる。100ミリでは0、5%
ただ今日本半分くらいが癌になること考えると、それ検出できるかどうか考えると難しい。
本当に臨床的な影響出てくるかということ考えると
20ミリでは影響は明らかな物は検出できないと考えている。
ただ子供は出来るだけ低い線量に保つ努力することは重要。

久住静代氏:原子力安全委員会ー放射線が及ぼす影響のしきい値

今の国際防護基準が、0から比例して線量が増えれば増える程多くなる
というのを採用しているのは…
はっきりとはそうは申してはおりませんけど、100ミリシーベルト以下では
少なくとも明らかな影響は検出できないという認識のもとに、
だけれども放射線防護のためには、できるだけ安全サイドを考えましょうということで、
しきい値もうけないで、0から比例的に増加するという考え方らとりましょう
という事で、ここは若干全くの科学的なところとは違う、
放射線防護での世界という位置づけと思っております。

久住静代氏:原子力安全委員会ー内部被爆について

スピーディー、"1回目3/12~23の公表は内部被爆" で
"2回目4/11は外部被曝" で発表。ここにごまかしがないか。
なぜきちんと内部被爆でやらないか。
内部被爆の線量がどう健康に悪影響及ぼすのか。 という吉野議員の質疑に対し、

実際的にはケースによって内部被爆が重要な線量になることあるが
今考えてる中では、現代の生活の中では、比較的内部被爆の線量は
低く保てるのではないかと思っている。

外部被曝は測るのが、線量知るのが、たやすいわかりやすい。
内部被爆は、どの程度か知るのに、計算等々あるので若干日にちかかるので
緊急時にはまず外部被曝で判断して、
その後内部被爆の状況が大きくきいてくることあれば
内部被爆で再検討しよう考えになっていると思うので、それに従って助言している。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ オーガニックライフへ


by tabekakemaria | 2011-05-28 23:10 | 震災・原発関係


<< 遺伝子組換え農作物 承認申請を...      4人の先生方にはフランクな情報... >>